異形狭心症について

異形狭心症について

異型狭心症は安静時に発作が起きやすい冠攣縮性の狭心症のひとつで、心臓の血管が急激に縮むことで、心臓に十分な酸素を送れなくなる症状です。発作は主に早朝や就寝中などの決まった時間、喫煙時・飲酒後など特定のタイミングで起こるのが特徴です。症状は、胸の痛み、圧迫感、締め付け感、動悸、息切れなどが一般的ですが、喉や肩に違和感を感じることもあります。

 

異型狭心症かどうかは専門的な検査によって判断されます。検査は発作が起こっている時に行うと最も正確な判断が出来るため、通常の血液検査、心電図、心エコー、心臓カテーテル検査以外に、24時間体制で心電図を測定出来るホルター心電図も行います。また薬によって強制的に冠動脈の攣縮を発生させて心電図を図る検査を行うこともあります。

 

狭心症の原因のほとんどは、肥満や加齢によって血管に動脈硬化が発症することが原因ですが、異形狭心症は動脈硬化ばかりが原因とは限りません。男性に多く見られる疾患ですが、女性の場合、過度なダイエットが原因で発症することもあります。喫煙、急激な温度差、更年期障害、飲酒、慢性疲労、なども深く関わっているので、飲酒の制限、禁煙、ストレスの軽減などを心がけた生活を送ることで、発作の抑制や頻度の軽減に効果を発揮します。

 

医師が行う治療は薬物によるものが基本です。元も多く処方されるのはカルシウム拮抗薬で、血管のけいれんを抑制する働きがあります。また血液の通りをよくするために血管を拡張する働きがある硝酸薬が処方されることもあります。さらに心臓の酸素の消費を抑制するために、心臓の働きをゆっりにするβ遮断薬も用いられます。また発作が起こった時の対処法として、即効性のある舌下錠やスプレーを処方する場合もあります。