狭心症は大別すると3種類で症状によってさらに細分化される

狭心症は大別すると3種類で症状によってさらに細分化される

狭心症は冠動脈が動脈硬化を発症することで、血液の流れが阻害されて、痛みや締め付けなどの症状を起こす病気ですが、症状の起こり方によって種類があります。大別すると労作性狭心症、不安定狭心症、冠れん縮性狭心症の3種類になりますが、発作の状況によってさらに細分化され、治療方法がケースバイケースで異なります。

 

労作性狭心症は、定期的に発作が起こるのが特徴で、決まった時間、決まった作業・動作の際に起こりやすく、温度差のある場所の間での移動、階段の昇り降りなど環境が変わった時にも起こりやすいです。痛みや締め付けなどの症状がありますが、一過性で短時間で収まるので狭心症の発作と気が付かないケースも多い比較的軽度な状態です。積極的な治療を行わずに放置すれば、発作の頻度が多くなったり、痛みが強くなることもあります。労作性狭心症が悪化すると不安定狭心症、さらに悪化すれば憎悪型労作性狭心症になり、治療方法も変わってきます。

 

不安定狭心症は、動脈硬化が進んで血栓が出来やすくなっています。運動や作業をしていない、安静時にも発作が起こりやすいのが特徴です。特に睡眠中や早朝に発作が発症する症状を安静時狭心症と言い、発作は短時間で収まります。また動脈硬化の症状がなくても発作が起こる場合があり、異型狭心症として区別しています。温度差や動作の強弱などの関係なく、何の脈絡もない時に発作が起こるのが特徴です。はっきりとした原因は分かっていませんが、若い女性に多い症状のためダイエットやストレスとの因果関係が強くあると考えられています。

 

冠れん縮性狭心症はの特徴は日本人に多い症状です。胸の痛みや締め付けといった一般的な症状だけでなく、胃・背中・のどに痛みを感じたり、左肩のしびれなどの症状もあるのが特徴です。発作は一過性で数分で回復しますが、痛みの程度は違和感程度のものから、冷や汗が出るほどのものまで様々です。糖尿病にかかっていると痛みを感じにくいのも特徴のひとつなので、違和感を感じたら早めに受診することが必要です。