不安狭心症の特徴と治療

不安定狭心症の特徴と治療

不安定狭心症の特徴は、発作が起きるタイミングが一定でないという点にあります。たとえばバス停を2つ分歩くと必ず息苦しさや胸の痛みが起きる場合には安定狭心症ですが、昨日はバス停3つ分歩いても特に問題はなかったのに、今日はバス停1つ分歩いただけで胸に痛みを感じた、という場合が不安定狭心症です。

 

発作は睡眠中で起こる可能性があり、必ず発作が起きるというタイミングが分からないので、日常生活において常に発作の不安を抱えることになります。冠動脈のつまりが進んでいる可能性も高く、心筋梗塞・心不全などの心疾患のリスクが最も高い狭心症の状態です。

 

主な症状は、心臓をつかまれたような痛みや圧迫感、心臓近辺だけでなく、みぞおちから背中まで広い範囲に痛みが広がるのが特徴です。胃痛、吐き気、左手のしびれ、倦怠感など更年期障害など他の疾患に見られる症状もあります。自己判断で病気の特定をするのは難しいですし、我慢して治療が先延ばしになると重症化しやすいので、回復には早期の検査・診断が必須です。

 

不安定狭心症の治療は症状によって異なりますが、軽度であれば抗血液凝固薬を服用して血液の流れを促したり、血圧やコレステロールの数値によっては、標準値まで下げる薬を用いることもあります。冠動脈に血栓があっリた、閉塞や狭窄が発見された場合には、血液の通りをよくするためにステント手術を行うこともあります。重症化しているときの治療は、血管の閉塞部を血液が通らなくて済むように、開胸による心臓バイパス手術を行って、血液の通り道を確保します。

 

なかには他の疾患の治療中で、不安定狭心症の薬の服用が出来ないこともあり、狭心症に対しては医学的な治療をせずに回復を目指すケースもあります。代表的な方法は、食事のコントロールをして体質改善と減量を行う、禁酒・禁煙をするなどがあります。